花の便りも聞かれるようになったこのよき日、十八名の園児たちが無事卒業を迎えることができました。 本日はこのような暖かいお式を開催して頂きありがとうざいます。 まだ幼さが残る娘の手を引いて○○幼稚園の門をくぐってから早2年が立ちました。 大きくて目に痛いほど真白だった制服も、今ではすっかり肌になじみ裾も短くなってしまいました。 日々成長している子供達が見せてくれたたくさんの顔、泣き顔だったり、笑い顔だったり、一生懸命な横顔だったり・・・思い出は数知れません。 初めてのお泊まり保育では、日焼けして一回り大きくなって戻ってきました。 一生懸命走った運動会。マーチングバンドでは先生方にクラス全員の帽子を作って頂きました。 ○○フェスティバルでは大人でも緊張するような大きなステージで立派に演じてくれました。ぐりとぐらのおしりのしっぽがとても可愛らしかった。そう言えばここでも先生に全員分のとんがり帽子を作って頂いたのでした。 子供達の姿にこちらが励まされることも多く、母親達も衣装作りをきっかけに、いろいろな悩みを話せるママ友達にも巡る会うことが出来ました。 そして、最後の舞台となったおひなまつり会では年長さんらしく成長した姿を見せてくれました。 思い出を作ってくれたたくさんの行事は、先生方がいつも園児達のためにお心を尽くして準備をして頂いたおかげです。 先生方の大きなお力添えがあって、園児達も物事にじっくり取り組みお友達と力を合わせて何かを成し遂げることを学んだと思います。 行事の時だけではなりません。 園長先生には、いつも名前を呼んで目の高さまでしゃがんで話しかけていただき、兄弟児の名前まで覚えて声を掛けてくださいました。 ○○口先生には、歓迎遠足で発表された「○○口先生と愉快な仲間達」というスローガンのもと、年長の一年間を担任して頂きました。 先生に鍛えてきいただいたおかげで、何とか小学生になってもやっていけそうです。 いつも柔らかな物腰で、でもユーモアを忘れない○○先生には、年中さんで担任をして頂きました。 今年から年少さんを担任された○○先生は、いつもにこにこ初々しいパワーと若さを私たちが頂きました。 そして、○○運転手さんは雨の日も風の日も送迎バスを運転してくださいました。 先生方の愛情あふれるご指導で今日の卒園の日を迎えることが出来ました。 四月からはそれぞれ別の小学校に入学いたしますが、子供達も私達も○○幼稚園で学んだことを一生忘れないでしょう。 ここで、慈しみ大切に育てられた経験をこの後の人生に生かしてくれることと思います。最後になりましたが、今後さくら幼稚園の益々のご発展と、園長先生をはじめ諸先生方のご健康ご多幸を心よりお祈りいたしましましてお礼の言葉と変えさせていただきます。 平成二十一年三月十八日 卒園児保護者代表 ○○ 陽子