書籍・雑誌

知らなかった・・「ママはテンパリスト」

面白い漫画を見つけてしまいました。

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

著者:東村 アキコ

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

いままで、本屋で表紙だけみてスルーしてたんですが(この色使いが、ちょっと嫌いかも~)

読んでみたらあら、食わず嫌いでした。おもしろかった~

何せ、作者東村アキコさんが「絶対育児に役に立つことは描かない。説教くさいことは描かない!(なぜならネットでたたかれるから。)」と心に決めて描いた、息子「ごっちゃん」の観察日記。

男の子って、ホント無駄に「何とかレンジャー的かっこいい動き(本人脳内のみ)」をやってるので、げらげら笑いながら、読了。

現在3巻まで出て折るようです。

おまけで、テンパリストベイビーズもでています。こちらは、ごっちゃん観察日記ではなく、保育園を舞台に乳児たちのお話。

こっちも面白いよ。

テンパリスト☆ベイビーズ (愛蔵版コミックス)

テンパリスト☆ベイビーズ (愛蔵版コミックス)

著者:東村 アキコ

テンパリスト☆ベイビーズ (愛蔵版コミックス)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

半村良「どぶどろ」

宮部みゆきさんが、「ぼんくら」のあとがきで、影響を受けた本として紹介しているこの本。

実は数年前、読めなくでギブアップしたのですが、今度こそ読めました。

この字半吉という青年を中心に、何人もの人々からなる物語。

ぼんくら、と違い最後は悲しい終わり方。

それにしても、昭和の小説、読む事が少なくなりました。
面白いけど、字や行間が辛い…歳?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ひさびさ一気読み「マリアビートル」

伊坂幸太郎さんのマリアビートル読みました。

マリアビートル



マリアビートル


著者:伊坂 幸太郎




マリアビートル

そりゃーもう、アマゾンでの星もたくさんついてるし、とても読みたかったのですがとうとう我慢できずにおとりよせ。
(この場合は、アマゾンマーケットで中古品を購入ってことだけど)


走る新幹線の車内で起こる疾走感のある展開。久々に読みやめられず。(ご飯作れず…)

中に機関車トーマスに関する話がたくさん入ってるのですが、今まさにトーマスに夢中の3才息子を持つ身にはとてもうれしい。わかるんだもの。パーシーもマードックも。

読後しばらくしてようやく、タイトルマリアビートルの意味がわかる。にぶいなぁ私。

次の本を読む前に、グラスホッパーをもう一度読まなければっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

短歌 念力家族

ミカン色の表紙に、金色の線画。
笹公人さんのオシャレな歌集。
8588E232-4F60-4763-B614-6D75306BF975

内容も、ぶっ飛ばしてますよ~
96803CCB-24CA-4E82-BC7B-1D1378F6EBC0

短歌とか俳句とか、私が思っている枠 はもう既に軽がるととっぱらわれているんだなぁ。

今の中学生の教科書にも載せたらいいのに!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

明けましておめでとうございます

一応、このブログは死んでないのです!
201A40C3-5F23-42AC-9948-10030F7A14D0_1
今年の初読了。
不健全な精神だって健全な肉体に宿りたいのだ
菅野彰

三浦しをんのエッセイが好きな人には、面白いハズ!
って言う、紹介文を読んで手にとった。確かに!

中でも

体が才能の人

には、笑った(^_^)

確かに、美しいボディには努力だけては無理なんじゃないかと、うすうす気がついてました。私も。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

念力のゆるめば死ぬる・・・

毎日これでもか、とばかりに照りつける太陽にやや負けそうになっております。

先日母の友人がこんな俳句を教えてくれました。

念力の ゆるめば死ぬる 大暑かな  村上鬼城

・・・確かに。ちょっと気を抜くと「死ぬる」わ~

検索して出てきた、村上鬼城の句

http://www5c.biglobe.ne.jp/~n32e131/haiku/kijou206.html

他にもたくさんの俳句が紹介されていました。

さて、すっかりブログをサボってしまっておりましたが、その間に読んだ本・・・

なぜか子供たちにオオウケの「まのいいりょうし」

まのいいりょうし

鉄砲がへたくそで、今まで一度も獲物に当たったことがない、どんべいさん。

それでよく猟師と名乗るものですが、ものすごーく、間のいいことが次々に起こり、棚ぼた式につぎつぎといいものを手に入れます。

最後には庄屋さんに見初められ、娘の婿に。

私は一読して「なんじゃ~こいつは~なんの努力も才能もなしに

と、思いましたが、子供たちは何より飯野和好さんの迫力満点の絵がたのしかったらしく、何回もよみたがりました。

ま、「努力をしたものがよい結果を得る」ってなんやらお説教くさい一つの枠組みから、すっポーンと抜け出たこの本も、ずいぶんステキな感じがしてきました。

最後も「それからも 間のいいことが たくさんおこって ずっとしあわせにくらしましとさ」

という、終わり方。

ある意味、底抜け。

ところで

最近は、本屋さんがどこも夏フェアに力を入れているのでいろんななおまけがもらえますよね。

去年までは私は、角川文庫のビニール製のブックカバーがお気に入りだったのですが、残念ながら今年はなくなってしまいました。

しかし、新潮文庫がパンダの(yonda?)のバンダナを景品につけていまして、今年はそれが欲しい!!

新潮文庫の100冊のページ http://100satsu.com/

2冊で一つもらえるので、取りあえず4冊。

今サイトを見てたら、結構おもしろいわ。

ひとがた流し 北村薫

  よかった~女同士の友情の話。確かドラマ化されたはず。

あ、子供が起きましたので、今日はここまで~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

梅雨の間に読んだ本

しばらく雨の季節が続いてます。

雨が降った休日は外出をきっぱり諦めて本を読む機会が増えますね。

最近読んだ本、といっても図書館で借りてきた本たちゆえ、近刊ではないのですが良かったもの。

リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

著者:北村 薫

リセット (新潮文庫)

最近、どころか20年くらい前かも・・・の、この本。

北森薫さんの「時の三部作」(だったはず)のうちの一冊です。

20年前に「リターン」を読んで、とってもよかった、、、、のにもかかわらず次の1冊を手に取るまでこんなに時間がかかったのです。

なんとなく、おもしろいのは確実だからとっとこうっていう感じですかね。

たまにはそんな読書の仕方があっても楽しいかもしれない。長生きすることを前提にしてるけど。

さて、さて、内容は戦時中から戦後にかけての時を駆け抜けた恋物語。

生まれ変わりや前世の記憶なんて、いつもなら信じられない、すれ切った私ですが、

こんなお話には心がほのかに暖められます。情熱的な二人の恋愛小説になってないところがすばらしい。男と女、のほかにも親と子、過去と現在と未来連綿と続く命について考えが及んでいるところがステキ。

そして、三歳児神話なんてふきとばせ~の

母親はなぜ生きづらいか (講談社現代新書)

著者:香山 リカ

母親はなぜ生きづらいか (講談社現代新書)

著者の香山リカさんは、テレビなどでよく発言されたり、最近ではあの勝間和代さんを引き合いにだして、「勝間和代をめざさない」とのコピーをつけた本が話題になった人です。

(本名かしら?人形のリカちゃんも「香山」じゃなかったっけ?)

さて内容は、作られた「母親」というイメージに苦しめられる、母親達の話。

母性や3歳児神話、今はやりの「脳科学の子育て」なんて、ぜんぶ眉唾の少なくとも科学的な根拠のある話ではないって、ご存知でした?

育児に関して、母親が、母親がって自分でもおもっているし、まわりからもすぐに責任を問われるけれども、少なくとも、科学的には「親はなくとも子は育つ」が正解なのかなと。

子育てに、大きな影響を与える母親、ではあるけれど、このイメージは少なくとも江戸時代以降に作られた、ある程度国の偉い人達の意図があったのかもしれない。

男は外ですりきれるまで働いて欲しい、っていう。

その作られたイメージ「優しい母受け入れてくれる母、心から子どもを愛し、尽くす母。」

少しでもちかづかなければと、プレッシャーに苦しむ母親。

それから、少しでもイメージから外れた母親に幻滅し、恨む子ども達。

こんな構図が出来上がっているようだ。ううーん。わかる!!

しょせん、そこらへんにいる若いネーちゃん、って及ばれている人達がある程度歳をとって「母」になるわけよ。

そんな、いきなり聖母になれるわけないし。

むしろ、聖母たらんとしていつまでも子どもを慈しむ姿が、囲い込み子どもをだめだめにしている事だってあるかもしれない。

逆に、どんなにがんばっても母親が子どもに絶対的な影響を与えるのは不可能なことなのだ、と考えてみてはどうだろう

とあるとおり、母だってただの人って早めに判ってもらった方が、親子ともどもラクに生きられる気がする。

今、がんばって子どもに全力投球をしている、って言う人はちょっと立ち止まって考えてみて欲しいなぁ

 他にも一昔前までは、育児ノイローゼによる母子心中は、母による子どもの殺害で、子どもを残して自分だけ先に死ぬなんてできないとおごり高ぶった考え方による愚かなことなのに、あっぱれ、って感じの言われようだったらしい。

なんとなく、私もその時代の記憶はあるなぁ。

とにかく、私自身、母親との関係がいろいろ「思うところ」があってこの本を手に取ったわけだけど、そいういう「思うところ」のある人って結構多いと思うな~

次は、これを読もう、と思ってます。 コピーに”かつまー(勝間和代)を目指さない”って書いて(わたしゃ、大いに受けた)話題になったやつです。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

著者:香山 リカ

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最近読んだ本

今日は月曜日。ようやく、連休がおわった方もおられるのでしょうか?

今年は長い休みが取りやすい暦だったようですね。

友人宅のご主人も11連休だそうで、・・・うわぁお気の毒とおもいましたよ。

さて、先日読み終わった本。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

著者:道尾 秀介

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

カラス、とは玄人(くろうと)しかもその道の、という意味らしく、つらい過去を引きずりながら詐欺をしている男が、仲間とともに再生していくものがたりです。

ものすごく簡単に言わないと、最後のどんでん返しをばらしてしまいそうなのでこの辺で。

道尾秀介さんは、今ノリノリの人ですよね~

前回読んだ「ひまわりの咲かない夏」があまりにも、ここ太字で書きたいくらい、あまりにも読後感がさわやかじゃなかったので、この本もいつイヤ~な気持ちになるかとびくびくしながら読んだのですが、なんと、最後までさわやか!オモシロく読めました。

それから、これもずいぶん昔に映画化されたこれも、想像外に爽やかでした

クローズド・ノート

クローズド・ノート

著者:雫井 脩介

クローズド・ノート

これ、ブックオフの均一コーナーでゲットしたのですが、帯は映画の告知。主演は話題の沢尻エリカさんだそうですよ。って、もうすでにDVDになっているようですが。

この本も、「火の粉」を書いた人というイメージで読んだので、いわくつきのノートに書き込まれた内容が、本当になって人が何人も死んでいくに違いない。とおもって読んでおりましたが・・・これまたぜんぜん違いました。

学校の先生をしている女の人が残した日記を元に、たまたまそれを手に取った女の子が悩みつまづきつつもちょっとずつ成長していく、恋愛物語でした。

私の先入観は全くあたりません。べつにそんなにどろどろしたものを読みたいと願ってるわけではないんですが。

それから、も一つだけ

星間商事株式会社社史編纂室

星間商事株式会社社史編纂室

著者:三浦 しをん

星間商事株式会社社史編纂室

これも、おもしろかった~

漢字ばかり連なったタイトル・・・これって一体なんなのさ?って思いますけど、30歳前後の女性の気持ちが良く書けてる!

このままでいいのかな、という焦りに似たような気持ち。私はすでに後半に突入したけれども、いまでも唐突に顔をだす焦燥感をうまく交わしつつ生きています。

内容はバカバカしくもおもしろくて、ちょっとしたサスペンスの含む。

これって漫画を読んだときの気持ちみたい。「有閑クラブ」とか雰囲気にしたらよく似てると思うのですが。

思いがけず、すっきりした本を読むことができた連休。天気も良くて旦那の連休も暦どおりで、最高でしたわ。オホホホ~

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者:道尾 秀介

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

火の粉 (幻冬舎文庫)

火の粉 (幻冬舎文庫)

著者:雫井 脩介

火の粉 (幻冬舎文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本屋大賞決まりましたね

が付けば4月も下旬に突入していますね。ようやく寒くなくなった感じの福岡です。

さてさて、3月は去る、と書いておきながら4月も飛ぶように過ぎ去っております。

4月から新しい生活が始まり、子ども達がとうとう全員どこかしらへ通いだしました。

おかげで私はひま~・・・なハズなのに、何かしら毎日毎日バタコラバタコラしております。

ようやく今週になって、長く借りていた図書館の本を返し本屋をプラりと見て回る余裕もできたところです。

さて、本屋大賞きまりましたね~

本屋大賞のページ

エントリーされた10冊の本の中から、現役書店員さんたちが一番売りたい本を選ぶと言うもの。

ちなみに去年の一位は最近文庫化された「告白」だそうでして、これも読みたいんだけど後味が悪い、という話を聞いてしり込みをしております。

今年の一位は「天地明察」沖方丁著 らしい・・・もちろん読んでないし、著者名の読み方すらわからないけど、本屋大賞ってほんとにハズレ少ないのでチャンスがめぐってきたら(いや、図書館で見つけたらだけど)是非読みたいと思っています。

天地明察

著者:冲方 丁

天地明察

唯一読んでいた本は

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

著者:三浦 しをん

神去なあなあ日常

ずっと「買っちゃおうかどうしようかな~、だって帯に宮崎駿が推薦してるし・・・」

と思っていたところ久しぶりに会った友人に頂いちゃいました。Oさんありがとう!!!

三浦しをんさんの林業?小説。都会っ子の勇気くんが高校卒業したら放り込まれた先は林業研修生。携帯も通じない。若い女の子も一人しかいない村に放り込まれた彼の成長の記。

杉の山林で花粉がまるでナウシカの瘴気みたいになる・・・ていうエピソードとか知らないことがたくさんで、読みやすく林業について理解が進みます。

この、なあなあ日常は4位とのこと。あれだけ売れてるIQ84は10位ですって。こういうところがスキよ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

らくがきは勉強になる?「ラクガキ・マスター」

一度暖かくなったのにまた気温が下がっていますね。 

なんか、暖かさを望む気持ちが歳をとる毎に強くなっている気がする・・・

以前だったら、「暖かくなったら会いましょう」なんて約束、「へ?」って感じだったけど、最近はよくわかる~

この寒さを押してまで・・・皆まで言わすな。ってことですかな。

そのうち、膝がとか腰がとか病院がとか言い出しますから。

さて先日、久しぶりに暖かいときに天神(福岡の都会さ!)の丸善に繰り出して、調子にのってゲットした本。

(いや~やっぱり本屋は楽しいっ)

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

著者:寄藤文平

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

大人タバコ養成講座で有名な寄藤文平さんの本です。

電話なんかをしているとき、ついついメモ帳にラクガキをしてしまいますが、あれはラクガキと言うより、手の貧乏ゆすりなんだそうで、みんながやってる落書きをほんのちょっとレベルアップして楽しいラクガキを書いてみよーと言うのがこの本の趣旨です。

よくある、イラスト講座の本と同じなんですが・・・同じなんですが絵のインパクトがでかすぎるっ

卒のないイラストを描きたい人向けではなく、仲間内に回覧する下品な(失礼)ラクガキをマスターしたい人向けかも。

でも、人物モデルとかちゃんと出てくるんですよ~

うちは、2号がとても気に入った模様。大人向けのイラストとかでてくるのでいいのか?という気はするけど。ハレンチなパンダとか。

気になる人はオッキナ本屋さんで立ち読みしてくださいな~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧