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梅雨の間に読んだ本

しばらく雨の季節が続いてます。

雨が降った休日は外出をきっぱり諦めて本を読む機会が増えますね。

最近読んだ本、といっても図書館で借りてきた本たちゆえ、近刊ではないのですが良かったもの。

リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

著者:北村 薫

リセット (新潮文庫)

最近、どころか20年くらい前かも・・・の、この本。

北森薫さんの「時の三部作」(だったはず)のうちの一冊です。

20年前に「リターン」を読んで、とってもよかった、、、、のにもかかわらず次の1冊を手に取るまでこんなに時間がかかったのです。

なんとなく、おもしろいのは確実だからとっとこうっていう感じですかね。

たまにはそんな読書の仕方があっても楽しいかもしれない。長生きすることを前提にしてるけど。

さて、さて、内容は戦時中から戦後にかけての時を駆け抜けた恋物語。

生まれ変わりや前世の記憶なんて、いつもなら信じられない、すれ切った私ですが、

こんなお話には心がほのかに暖められます。情熱的な二人の恋愛小説になってないところがすばらしい。男と女、のほかにも親と子、過去と現在と未来連綿と続く命について考えが及んでいるところがステキ。

そして、三歳児神話なんてふきとばせ~の

母親はなぜ生きづらいか (講談社現代新書)

著者:香山 リカ

母親はなぜ生きづらいか (講談社現代新書)

著者の香山リカさんは、テレビなどでよく発言されたり、最近ではあの勝間和代さんを引き合いにだして、「勝間和代をめざさない」とのコピーをつけた本が話題になった人です。

(本名かしら?人形のリカちゃんも「香山」じゃなかったっけ?)

さて内容は、作られた「母親」というイメージに苦しめられる、母親達の話。

母性や3歳児神話、今はやりの「脳科学の子育て」なんて、ぜんぶ眉唾の少なくとも科学的な根拠のある話ではないって、ご存知でした?

育児に関して、母親が、母親がって自分でもおもっているし、まわりからもすぐに責任を問われるけれども、少なくとも、科学的には「親はなくとも子は育つ」が正解なのかなと。

子育てに、大きな影響を与える母親、ではあるけれど、このイメージは少なくとも江戸時代以降に作られた、ある程度国の偉い人達の意図があったのかもしれない。

男は外ですりきれるまで働いて欲しい、っていう。

その作られたイメージ「優しい母受け入れてくれる母、心から子どもを愛し、尽くす母。」

少しでもちかづかなければと、プレッシャーに苦しむ母親。

それから、少しでもイメージから外れた母親に幻滅し、恨む子ども達。

こんな構図が出来上がっているようだ。ううーん。わかる!!

しょせん、そこらへんにいる若いネーちゃん、って及ばれている人達がある程度歳をとって「母」になるわけよ。

そんな、いきなり聖母になれるわけないし。

むしろ、聖母たらんとしていつまでも子どもを慈しむ姿が、囲い込み子どもをだめだめにしている事だってあるかもしれない。

逆に、どんなにがんばっても母親が子どもに絶対的な影響を与えるのは不可能なことなのだ、と考えてみてはどうだろう

とあるとおり、母だってただの人って早めに判ってもらった方が、親子ともどもラクに生きられる気がする。

今、がんばって子どもに全力投球をしている、って言う人はちょっと立ち止まって考えてみて欲しいなぁ

 他にも一昔前までは、育児ノイローゼによる母子心中は、母による子どもの殺害で、子どもを残して自分だけ先に死ぬなんてできないとおごり高ぶった考え方による愚かなことなのに、あっぱれ、って感じの言われようだったらしい。

なんとなく、私もその時代の記憶はあるなぁ。

とにかく、私自身、母親との関係がいろいろ「思うところ」があってこの本を手に取ったわけだけど、そいういう「思うところ」のある人って結構多いと思うな~

次は、これを読もう、と思ってます。 コピーに”かつまー(勝間和代)を目指さない”って書いて(わたしゃ、大いに受けた)話題になったやつです。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

著者:香山 リカ

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

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