最強のコラボレーション(?)「星新一時代小説集 天の巻」
久しぶりに秋晴れで気持ちよい週末です。でも昨日の幼稚園の運動会は暑かった
日に当たっただけでどっと疲れてしまう・・・相当な体力の衰えを感じました。
さて、本屋で見つけてついつい購入(私にしては珍しい。ほとんど図書館の本なんで)
何故かと言うと、消えそう・・・だったので。これをここで買っておかないともう出会えないようなはかなさを感じた(ある意味失礼)そんな一冊。
星新一時代小説集 天の巻 (ポプラ文庫) 著者:星 新一 | |
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なんで、最強のコラボレーションなのかと申しますと、イラストが松本大洋さんだから。
(読んだことないけど、てっこんきんくりーとの人)
しかーし!!挿画はほとんどないぞ~表紙と中に2、3ページじゃないかしら?
ま、それはいいとして、星新一さんの時代小説なんてあったんだ~読んだことなかった。
ショートショートの神様、ですがこの本は中篇です。全部で6編入っています。
短いときは4ページくらいで終わってしまう星さんのショートショート。これはかなり新鮮。
内容も、時代小説なんだけどどことなく現代の乾いたかんじというか、ひょうひょうとしたやり取り。城代家老がN氏に置き換わっても違和感がないし。
いつ田んぼの真ん中にUFOが下りてきて宇宙人がコンニチハというか・・・最後までそんな期待をしてしまう。
時代小説の中ではかなり異色なんじゃないでしょうか。
登場人物に人情味がない、ってところがミソ。こりゃ、時代小説というよりは星新一と言う別のカテゴリだわ~
と言いつつ、天の巻があるなら地の巻も欲しい私。
と、アマゾンで調べたら・・・おお、最近角川書店がかわいいイラストをつけて売ってるんだね。星さんと言えば真鍋博さんのあのドライでシャープなイラストだけど、今の高校生には受けないかもね。
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