ぐっときました「ぼくがラーメンをたべているとき」
毎日寒いですね。今日当たり気温の底なのかしらという感じです。福岡の最低気温は0度。
福岡では、驚異的な数字なんですって!0ってったら水が氷になちゃう~って子供達は大騒ぎですよ。ええ、もちろん私はチェーンなんて巻いたことありません。雪がひどいと休むもん。休んでもたぶん怒られんし、バナナなってるし。そんなところ福岡です。(ちょっとうそ)
今日は、人気絵本作家 長谷川義史さんの本ぼくがラーメンたべてるとき を読みました。
ぼくがラーメンたべてるとき 著者:長谷川 義史 | |
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これね、ユニークと言うかヘタウマな何とも親しみやすい絵柄ですが最後の数ページでガッツンと打ちのめされます。まさしく、ぐっと来る絵本。
内容は
ぼくがらーめんをたべてるとき ねこがあくびをした 同時に 隣では、その隣では、、、と場面がどんどん飛んでゆきます。
となりのまちから、となりの国へ飛んでいく。すると平和だった日常、今この瞬間にも労働している子供、それから戦争の犠牲になって倒れている子供がいることが示されています。
最後はまたラーメンを食べる僕の家に視点は戻ってきます。
ぼくが、ラーメンをたべて隣で猫があくびをしている今、死んでいく子供もどこかにいるということ。
もう、最初のようにのほほんとした気分では見ていられないのでした。
一読したとき、あ、これは子供に読ませたいと思いました。
読ませて、どんな反応をするか確かめたい。
でも、ここで大人の感想を言うとだめな気がします。それが彼女達の考えた(つもりの)事になってしまうから。
今はわからなくても、きっと感じ取れる時期が来るとおもい感想を求めることはしませんでした。大人だって、こんな重いテーマの本読んですぐに感想を求められたらしぼんでしまいますもんね。
ちなみに年長の1号はしばらく黙っていたので何か感じ取れたのでしょう。
年少2号は・・・微妙ですね。ただ、何回も読んでくれといったのは2号。
去年話題になったこの本、たぶんまだ本屋で手に入ると思います。ぜひ一読を。
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