「枕草子REMIX」と「むかしあけぼの」
すっかり秋も深まりなんだか読書におやつに最高の季節ですねー
昨日NHK「おかあさんといっしょ」で流れた「やきいもやきいも おなかがぐぅ~」という歌が頭から離れない私だブー
。
さて、なんとなく源氏物語千年紀なのでとりあえず古典をひも解いてみようと、これまたとりあえず「枕草子」を読んでみました。
なんていい加減な私。
しかも「むかし・あけぼの」は現代語超訳だし、「枕草子REMIX」はなんというか、それにまつわるエッセイだけども。
だって、勉強でもないのに古文なんて読みたくないし~
むかし・あけぼの―小説枕草子〈上〉 (角川文庫) 著者:田辺 聖子 | |
はじめて田辺聖子さんの本を読みました。あまりの厚さにおどろきましたが、中をよんでまたびっくり。 「則光ったらたまらない」とか「お坊さんはやっぱり顔がいいのに限るとおもうわ」という調子。 ただし、こちらはエッセイではなく「小説」になっていて、田辺聖子さんが清少納言に一旦なりきって小説を書きました。という感じ。 (原典を読んでないがたぶん) |
枕草子REMIX 著者:酒井 順子 | |
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酒井順子さんのは枕草子を千年前に書かれた「女子高で回覧される”週間私”新聞」のような「おもしろぶっちゃけエッセイの草分け」で「同世代に生きていたら絶対友達になれると思う」と述べています。
そして、これはと思う一文を抜き出し「今だったらこんな感じ?」という文をつけてくれています。
うーん、実は酒井順子さんも初めて読んだ~なんとなくこの人バブル期って感じがしません?わたしだけかしらん。(思いっきり同世代の癖によく言う)
二つとも、面白かった~
「春はあけぼの
ようよう白くなりゆく・・・」
と暗誦させられた記憶しかなくて、「つまらない花鳥風月を詠んでいる」とおもっていた枕草子ですが、現代でも結構通用する上手な意地悪と程よいいたぶりが書かれているようですよ
いま「古文」とか大嫌ッ!と思っている高校生諸君にはこういうのをまず読ませたら良いのにね。
さて、原典を読む前に次はこれにチャレンジしてみようかしら。
桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫) 著者:橋本 治 | |
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