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ナンセンスゥ~「どうぶつにふくをきせてはいけません」

一段と朝晩が冷えるようになってきましたね。

今朝久しぶりにメガネが曇ってしまいました。

さて、先週読んで私が久々爆笑した絵本

どうぶつにふくをきせてはいけません

著者:ジュディ バレット,ロン バレット

どうぶつにふくをきせてはいけません

何となく地味めな絵柄、聞いたことのない出版社とあってあんまり期待していませんでしたが、内容はとーってもナンセンス!

どうぶつにふくをきせてはいけません なぜなら・・・

と続いていきます。

私が爆笑したのはにわとりとふくろネズミ。まー見てみて下さい。

作者 ジュディ バレット,ロン バレットさん達にとっては

「とてもさむい雪の日に犬にコートを着せる」くらいが限界だそうです。

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息子11ヶ月になる

朝晩めっきり涼しくなりましたね。気持ちのいい季節ではありますが、一家で鼻水をたらしております。

さて、我が家の坊もとうとう11ヶ月になりました。ゼロ歳時代も後一月でおしまいと思うとさびしくもあります。

10ヶ月からいきなり立つ歩くができるようになってしまいました。今までどっしり腰をすえて掛かっていたので、「存在感あるよね」みたいな事を言われていた彼ですが、一足飛びに進化をしております。

まず、立つ。

最初は重量挙げのようによろよろっと立ってパタンと尻餅をついておりましたが、最近では大分腰が伸びてきて、重量挙げで言うところの(しつこい)ブザーが鳴るまでは我慢できるようになりました。笑顔も出るし、エアー重量挙げ(^-^;。

そして、その状態から2.3歩歩くようにもなりました。

ただぜんぜん実用的ではなく、トテトテペタンとすぐに尻餅。

長距離移動かつ実用的だったのは、宅急便のおにいさんに驚いて私のほうに飛んで来たとき。ものすごい不細工な泣き顔で5,6歩移動してました。親バカですがかわいい。

そして、だんだん赤ちゃんから「男子」って感じに。

0431_2 やることがアホだわ。

そして、歩くことすらままならないくせに地団駄を踏むようにもなりました。Σ( ̄ロ ̄lll)

短い足をちたちたと踏み鳴らし、時にジャンプ。

そうかい、そんなにオムツをはめるのが嫌なのかい。しかし、意のままにならぬのが人生なのだよ、フフフ。と追い詰めて捕獲。

とうぜん、露出して揺れてるし。

・・・・・・女子育児ではなかった喜びであります。

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「枕草子REMIX」と「むかしあけぼの」

すっかり秋も深まりなんだか読書におやつに最高の季節ですねー

昨日NHK「おかあさんといっしょ」で流れた「やきいもやきいも おなかがぐぅ~」という歌が頭から離れない私だブー

さて、なんとなく源氏物語千年紀なのでとりあえず古典をひも解いてみようと、これまたとりあえず「枕草子」を読んでみました。

なんていい加減な私。

しかも「むかし・あけぼの」は現代語訳だし、「枕草子REMIX」はなんというか、それにまつわるエッセイだけども。

だって、勉強でもないのに古文なんて読みたくないし~

むかし・あけぼの―小説枕草子〈上〉 (角川文庫)

著者:田辺 聖子

はじめて田辺聖子さんの本を読みました。あまりの厚さにおどろきましたが、中をよんでまたびっくり。

「則光ったらたまらない」とか「お坊さんはやっぱり顔がいいのに限るとおもうわ」という調子。

ただし、こちらはエッセイではなく「小説」になっていて、田辺聖子さんが清少納言に一旦なりきって小説を書きました。という感じ。

(原典を読んでないがたぶん)

枕草子REMIX

著者:酒井 順子

枕草子REMIX

酒井順子さんのは枕草子を千年前に書かれた「女子高で回覧される”週間私”新聞」のような「おもしろぶっちゃけエッセイの草分け」で「同世代に生きていたら絶対友達になれると思う」と述べています。

そして、これはと思う一文を抜き出し「今だったらこんな感じ?」という文をつけてくれています。

うーん、実は酒井順子さんも初めて読んだ~なんとなくこの人バブル期って感じがしません?わたしだけかしらん。(思いっきり同世代の癖によく言う)

二つとも、面白かった~

「春はあけぼの

ようよう白くなりゆく・・・」

と暗誦させられた記憶しかなくて、「つまらない花鳥風月を詠んでいる」とおもっていた枕草子ですが、現代でも結構通用する上手な意地悪と程よいいたぶりが書かれているようですよ

いま「古文」とか大嫌ッ!と思っている高校生諸君にはこういうのをまず読ませたら良いのにね。

さて、原典を読む前に次はこれにチャレンジしてみようかしら。

桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫)

著者:橋本 治

桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫)

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頭で考えるな「空飛ぶ船と世界一のばか」

ちまたではノーベル賞の話題で持ちきりですね。

といっても、研究の内容は聞いてもわからん!し、テレビ側も言ってもわかんないだろ?とばかりに、適当にしか流してないような気もしますが。

ま、どんなことでも世界一になるのは大変なことであります。

このロシアの昔話はばか、で世界一のお話

空とぶ船と世界一のばか―ロシアのむかしばなし (大型絵本)

著者:アーサー・ランサム,ユリー・シュルヴィッツ,神宮 輝夫

内容は

あるところに3人の息子がおりました。上の二人は賢くて「お金を借りるときにもだまされたりしない」(○゚ε゚○)けれど、下の息子は無邪気なだけで両親からもばか、ばかと言われておりました。

ある日、国王が「空飛ぶ船を持ってきたものには王女をやる」とお触れを出しました。

息子達は自分の才能で出世できるかもしれないと張り切って旅立ちます。

上の二人は両親に「白パンと肉と上等のウオッツカ」を持たされて。ばか息子には「くろぱんと水」だけでした・・・・

結局、神様に愛された無邪気なばか息子が、出会った7人の超能力者(ききみみ、とか早足とか大食いとかね)に助けられて王女と結婚するのでした。

ちなみに上の二人の兄さんは全く行方が分からなくなっちゃいます。

うーん、イワンのばか的なこの話ですがこのお兄さん達は全く悪くない。というよりせりふもない。

なのに、ただの無邪気なだけのばか息子が運だけで幸せを手にしてしまう・・・

うーんこの話、どうなんでしょ?

そういえば、最近はテレビでも「バカタレ」が大人気。私も神様に愛されるほどのバカになりたい~(って、それが持って生まれた才能、チャームなんでしょうね)

絵は、細かい線画に丁寧に色づけされています。でも、ぱっと見かわいいというわけではありません。

いかにも岩波書店!的なまじめっぽい絵柄です。

このお話、ばか者は最後には王女様と結婚してついでにとてもかしこくなって国中の人に愛される若者になります。

運、だけでは済まされない無邪気さの魅力があったのでしょう。

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今は秋ですが「春にして君を離れ」

いよいよ今日から衣替えですね。

こちら福岡では台風一過で、静かな夜明けをむかえております。寒い!

あ、ブラウスやワイシャツのアイロンをかけなくては(;´Д`A ```

さて、アガサクリスティーの春にして君を離れを読みました。

春にして君を離れ (クリスティー文庫)

いやー、こんなに怖い本は久しぶり。別にお化けや殺人鬼が出てくるわけではないのですが。

内容は、今まで妻として母としての自分に一点の疑問も持っていなかったジェーンが、旅行中のちょっとしたハプニングで砂漠の中のレストハウスに一人ぼっちで過ごす羽目になります。他にすることもなく、今までの自分の輝かしい(と本人は信じていた)過去を振り返ります。

すると、今まで自分にたっぷり自信を持って正しいと思ったことだけをしていたはずなのに

「自分は夫や子供たちから愛されていないのではないか?」

という疑問が頭について離れなくなるのです。

思い出したくない!と拒否し続けてもトカゲのように過去の出来事が顔を出します。

彼女はとうとう自分が家族にどう思われているか悟ってしまうのです。過去の小さな手がかりから、さながら探偵のように解き明かされる過程がほんとサスペンス!怖い怖い!

読みながら自己反省しました。

母親として「子供に良かれ:」としていることは実は自分がそういう子供を持ちたいっていう自己満足でしかなく、子供は家庭で精神的奴隷のようになっている。

うーん、思い当たることが多すぎる!

これって、怖い版「あたしンち」かも。(*゚ー゚*)


ためして あたしンち

母と子のしがらみというか、どうにもできない共依存と反感の感情がある人にはものすごくおススメ。

ちなみに同じテーマではこちらもおすすめ!


愛すべき娘たち (Jets comics)

はじめてよんだよしながふみさんのマンガ。みうらしをんさんが激おススメしてました。

私はこれでよしながふみにはまることに・・・

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