« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

「打ちのめされるようなすごい本」

読者が打ちのめされる書評ってのもめずらしい。この本は、米原万里さんが昨年なくなってから、初めて出された彼女の行った書評の総括。

書評って、なかなか大変な作業だと思うわー。感想とは違い、読むときも神経を使うものでしょう。本当にエンターテイメントとしての読書をたのしめなくなりそうです。

しかも、「書評だけ」こんなに膨大に読んで飽きることがないというのは、単に本の紹介やセールス文章ではない、彼女の創作した部分が大爆発!!しているから。

読んだことも、読もうとも思えない硬い本も実は多い。

彼女はロシア語通訳第一人者でもあり、旧ソ連あたりの政治や動向に興味があるらしく、関連した本の紹介が多い。(私のあまりにも不勉強さからこのまとめ方も間違ってるかも知れぬが)

それでも、この本を読んでいるうちに読みたい本がどんどんリストアップされてメモ帳がいっぱいに。

早速、図書館で見つけられるだけ借りちゃった。

・姫野カオルコの「受難」(にやにや!高校生あたりだったらむさぼるように読むことだろう)

・東海林 さだおの「丸かじりシリーズ」(いままでおじさん向きとおもってってた~こんなおもしろい「おじさん向け」だったとは!!読まなきゃもったいない)

・恩田陸の「ドミノ」 (先ほど読了!この大人数を動かすパワー。すごい!!)

・丸谷才一の笹まくら(うーん、これはちょっと。私は好きじゃないかも)

・・・軽いのばっかりだけど!

それにしても、がんを告知されてから”座して死を待つほどの度胸のない私は・・・”と、いろいろと勉強して(その本を紹介してある)いる姿は、自分をヒロインにしない、いつも客観的な視点を忘れずない、とても強い人だと思いました。

なーんで、生きているうちにこの人の本を読まなかったんだろう、

嘘つきアーニャの真っ赤な真実もすごく心を揺さぶられた本だったのに。

ああ、合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

泣いた~「おじいちゃんがおばけになったわけ」

名前はわすれたけれど、絵本紹介ムックで紹介されていたこの本。

読みたくって図書館でリクエストしました。(そう簡単には買わないよ~)

そしたらあなた、おばけ話とはいうものの、大好きな肉親の死をテーマにした感動の内容で、子供に読み聞かせる前ざっと読んで涙。

読み聞かせも3回くらいは泣いてしまい、声が震えてしまうありさま。

絵本でこんなに泣いて読めなくなるのは初めてかもしれない。といっても、決してお涙頂戴のあざとさは見えず、いまでも最後のおじいちゃんのセリフに涙腺を刺激されるのでした。

内容は、エリックのだいすきなじいじが突然死んでしまいます。

ところが、お葬式が終わった日の夜、じいじはそのままの姿でエリックの寝室に現れます。

この世に忘れ物をした人はおばけになるらしいのです。

じいじとエリックはその忘れ物がなにか探しますが、じいじは「けっこう覚えているもん」で、なかなか忘れ物が見つかりません。

3日目の夜、じいじはやっと思い出します。「大切な孫のエリックにさよならを言うのをわすれていた」。ここで、涙ぼ~

・・・ああ、突然の死とはそういうものだものね。さよならを言ったおじいちゃんはおばあちゃんのところへ行くのでした。

絵は、おばけといっても生きているおじいちゃんと変わりなく柔らかな色鉛筆タッチのかわいらしい絵。「日本でも人気の」と書かれていのですが、確かに好ましいタッチの素敵な絵。

いやー、是非読んであげてというより、大人が一読してほしいな!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「おばけいちねんぶん」って一年分?!

相変わらず娘たちが大好きな、おばけの絵本を図書館で探している私たちですが、この本はヒット!

あの、「せとうちたいこさん」や「おかあさんがおかあさんになったひ」の長野ヒデ子さんによる、かわいいおばけのお話です。ちなみに、原作は「おひさま大賞」をとられた星野さんだそうです。

内容は、家への近道の墓場(最近ないよな・・・)でクイズを出されたぼくが、思わず正解すると、景品としておばけが一年分、つまり毎月ひとり?やってくるというもの。

私がほしいなーと思ったのは、12月のヒトダマ。熱を出さないで明るくしてくれるなんて・・・エコじゃないですか!我が家にも各部屋ひとつほしいところです。

ほかにも、2月に鬼が来てお父さんの飲み友達になったり、魔女がきて落ち葉を葉はわいてくれたりと、なかなか便利なかわいいやつらであります。

どこでも連れて行ってくれる幽霊というのも、ものすごく便利。この辛気臭い顔さえ見なくて済むのであれば。

絵は、おばけの本にあるまじきカラフルさ!色鉛筆で書かれているのですがショッキングピンクとか明るい色使いが、みょーにマッチしていて、楽しくなります。

我が家では2歳の娘が気に入って何回も読みましたよ~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »