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百の説明よりひとつの物語「さっちゃんのまほうのて」

1985年に出版されたこの本は、多くの親子に読み次がれたのでしょう、図書館で出会った時はぼろぼろになっていました。

読み聞かせしながら涙がでてこまってしまった本。ぜひひろく読んでほしい。

先天性四肢障害のさちこに、お母さんは言います。

<「さちこはね、おかあさんのおなかなの中で、はじめ、小さな小さな 命のつぶだったの。

その 命のつぶが だんだん 大きくなって、 手や 足や 心臓ができて、人間の体になっていくの。

 でも さちこは そのときに、おなかの中でけがをしてしまって、ゆびだけどうしても できなかったの。

 どうしておなかの中でけがなんかしてしまうのか、まだだれにも わからないの。」(原文はすべてひらがな)>

さちこは、幼稚園で残酷な友達の言葉に怒り、そしておびえます、でもお父さんの
「さちこの手はつなぐと元気が出てくるまほうの手」だよという言葉や、おともだちのあきらくん、ようちえんのセンセイ、たくさんの人の励ましで、また幼稚園に通えるようになります。

娘は、さっちゃんには指がない、ということが、最初は理解できなかったらしく、

ずっとグーにしてるの?固く固くグーにしてるの?

などといっていましたが、
何回か読むうちに判ってきたみたいです。何か思うところがあったらしく、何度もよんでくれとせがまれます。

絵は、「おしいれのぼうけん」のたばたせいいちさん。表紙の顔はちょっと怖いけど中のさっちゃんはかわいいですよ~

さっちゃんの まほうのて
たばた せいいち〔ほか〕共同制作
偕成社 (1985.10)
通常24時間以内に発送します。

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どっとつかれた派遣登録ふたたび

4月からの職場が決まっていないのである。

なかなか落ち着かないもんですよ、これは。ちなみに、1ヶ月以上働かないと保育園を退園させられるかも。なのである。

食べるのに困ってはいないが、(本を買ったりする金が無くなる)24時間育児フルマラソンに戻りたくない。等の切迫した事情により、就職活動中なのである。

最近は、ネットで検索できるから便利だけど、どんどん深みにはまるって言うのもあるわよね。

あなたにぴったりに仕事が見つかりました!!というメールを開くと熊本市だったり。九州って一くくりにできるほどせまくないっつーの。

さて、先日またしても派遣登録に。今度はかなり大手で、行くと完全にマニュアル化されたロボットみたいに訓練された女性がパソコンの前で説明。残りのスキルチェックはパソコンでというながれ。

2時間半かかった。計算問題や、読み書き。タイプ、テンキー入力。しかもなかなか癖のある問題だったので、計算問題に大いにてこずり、落ち込む。

はぁ・・・疲れた!そして、今日面接なのである。なにとぞ~南無南無。

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ミステリーランドはアタリが多い!「探偵伯爵と僕」

「すべてがFになる」で私達に衝撃を与えたのもかれこれ一昔前になるのか。

ずっと、人に借りて読んでいましたが、引越しのため貸してくれる人がいなくなりしばらく森 博嗣さんから遠ざかっておりました。

この本、ミステリーランドのラインナップのうち一冊で、相変わらず装丁がかっこいい。
内容は夏休み、子供が連続でいなくなる事件が起こる。

アール伯爵と名乗る怪しい人物と親しくなった馬場新太君は、この謎に巻き込まれることになります。

物語は新太の日記と言う形で進んでいきますが、最後に彼の日記からようやく抜け出た読者はかなりびっくりするしかけが施されています。
子供が巻き込まれる事件が多い昨今ですが、アール伯爵が新太に話すこと、新太が考えたことなど、考えさせられる事が多かった。

例えば、心神耗弱で罪に問えない時、やりきれない気持ちになる。しかし大切なのは責任を取らせることや無念を晴らすことだけだろうか?
なぜ、知らない人を傷つけたくなるような精神状態になるのか?病気ならばその対策をする方が先ではないのか?とアール伯爵は言う。

今まで考えたこともなかったです。まだつかまっていない狂気を秘めた人を見つけ予防する方が、いい。

あー、この人やっぱりすごいわ。
黒猫シリーズを読み直さなくては!

探偵伯爵と僕
探偵伯爵と僕
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.26
森 博嗣著
講談社 (2004.4)
通常2-3日以内に発送します。

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赤ちゃんがえり

うちの子は今、2歳1ヶ月。すでに赤ちゃんといえる歳ではないのにいまだに自分のことを「赤ちゃん」と呼べと要求する

先日、朝目を覚ましたので、「あ、おはよう2号ちゃん」と声を掛けると、たたき返すように「赤ちゃん!」(私のことは赤ちゃんと呼べ!ということらしい。)

あ、そうですか。そういえば寝る前
「○×(苗字)あかちゃん、○×(苗字)あかちゃん、「○×(苗字)あかちゃん」と自分にいい聞かせるように、念仏のように唱えてましたっけ。

まるで、北島マヤが「私は女優、私は女優」見たいな感じだ。

ああそうだ、女は生まれながらの女優なんだね。

しかたないので、「おはよう、あかちゃん」というと「あぶ~」と答えた。

この「あぶ~」はいくらちゃんの「はーい!」なのである。ただ、違いはうちの2号は他の言葉もしゃべれるというところだが。

このまえなんか、絵本を見ながら

「昔々あるところに、かめさんがいまった」「かめさんは、おばけでった」云々言っていた。

ぺらぺらじゃん!オリジナルストーリーじゃん!

そして、うちの迷惑あかちゃんは「あぶあぶ」言いながら、すたすた歩いておねーちゃんよりもりもりあさご飯を食べたのでした。

のちに車に乗っているとき前のトラックに、黒字に黄色のプレートがあるのを見て気が付いた。

あぶ~って、「」ってことかも知れん。

そして、こういうのは「赤ちゃんがえり」というより「赤ちゃんプレイ」というのかも知れん。

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ビバ!縁起の良い名前「サラリーマンブラザーズ」

コンスタントに(私にとって?)クオリティの高いにギャグ4コマを描いている中川いさみさん。

久しぶりの新刊を本屋で見つけ小躍りしてしまいました。思えば私が高校生くらいの時「不条理」な笑いを初体験して以来、新刊が出れば必ず買っている作家です。

内容は、一言で言えば鶴道と亀道という縁起の良い名前の兄弟の会社生活。

ただし、回を重ねるごとに弟亀道は出張に行ったまま遭難し、鹿と同棲愛をはぐくむしもう、めちゃくちゃです。

でも、こーいうのが大好きなわたし。それにしても、中川いさみさんの脳みその中は一体どうなってんのかしらん。

これを読めば、何もかもばかばかしくなって肩の力が抜けますよ。

サラリーマンブラザーズ 1
中川 いさみ
講談社 (2007.2)
通常24時間以内に発送します。

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わくわくよ、再び「怪盗グリフィン、絶対絶命」

法月綸太郎氏が少年少女のために書き下ろし、なんと昨年のこのミスのベストテンに入ったこの作品。

引っ越した先の図書館にありました。感動~~!ありがとう!ありがとう!

内容は、「あるべきものをあるべき場所へ」が信条の怪盗グリフィンが盗みを依頼される。
南米に浮かぶ島にいき、そこで007のような大活躍をします。お約束の美女の登場に、アフリカの呪術やスパイ合戦CIAなど絡んできます。

また、出てくる登場人物の名前が振るっていて、ガンバルゾーとか、コフキーモ、オリ・ハベリとか笑っちゃう。

いやー、久しぶりにあの小学校の図書館でわくわくしながらを本を探していた時の気持ちを思い出しました。

イラストや装丁もかわいい。2時間くらいで読めるので、ぜひ!

怪盗グリフィン、絶体絶命
法月 綸太郎著
講談社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。

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派遣の登録

今日は会社を休んで派遣の登録に行ってきた。(問題ありますか?え?)って、なんで切り口上なのさ、私。

今回が4社目の登録でありましたが、初めて交通費をいただきました。

しかも、午前中ネットでエントリーして返信後すぐに電話。「今から行っていいですか」という情熱的というか性急な私の要求に対応していただき感謝。

派遣会社にもいろいろあるみたいですが、スキルチェックが結構時間がかかり、体力と気力を消耗します。

文字入力と、テンキー入力。エクセルとワードのスキルチェックテスト。合計で30分近く。久しぶりに脳トレだ。

それにしても、エクセルよりワードのほうが難しかったわ。今まで超適当にやってたことのつけが出たようだ。

今回の派遣会社は使用ソフトをpc上で全てチェックしていくのですが、この専用のWEBページがむちゃくちゃなつくりで、どこのシステム会社が作ったんじゃい!という感じでした。
(だって、ソフトごとに細項目がありそれぞれ使用環境と機種を入力させるんですぜ。全部winとかmacとかいちいち。なに考えてんだ?しかも、チェックボタンを押すたびにリロードするしさ~製作者、いっぺん使って見ろや、おい。)

そんなわけで、紙に書けば5分、入力して15分。ちかれた。

それでも、手のひらをそっとグーにして、何とか次ん仕事につながるといいなぁ~

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コドモが本屋でにぎって離さなかった「ウンココロ」

 絵本ではく立派な大人向けの本なのですが、1号は「私のウンココロ」というし、定期的に取り出して大笑いしながらみているので、ぜひ他のおともだちにも読んでほしい一冊です。

「大人タバコ養成講座」などで人気の寄藤文平氏と、「笑うカイチュウ」が話題になった藤田紘一郎氏の共著。

内容は、いいうんことは、いいうんこを出すには、うんこの描きかた!など盛りだくさん。

例えば、「下痢とは体の中でどんなことがおこっています」といった解説ではなく、体内の「どろどろうんこ工場」ではどんなことが起こっているか?とイラストで説明してあります。(ここが大好き、子供必笑のポイント)

すばらしいうんこを「プレミアムうんこ」として絶賛。「プレミアムうんこ工場」では、体内の工場従業員のひとたちも笑顔で働いていますが、「どろどろうんち工場」の人々はうつろな目をして職場放棄をしています。

カラーチャートまでついてるし。コラムなども充実(あくまで大人向けな内容なのでコドモには読めない部分もあり)

うんこを汚いもの扱いして見ないように見えないように扱ってはいけないんだな~

この本を読んで、親子で今日はなにうんちかな?と確認したり、いいうんちを出すぞ~と食べ物に気を配ったりするようにもなりました。

以上、食事中の方は大変申し訳ございません。でも、食育にも通じる何かがあります!

ウンココロ
ウンココロ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.18
寄藤 文平著 / 藤田 紘一郎著
実業之日本社 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。

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時代小説を読む人必読「一日江戸人」

いや~!!!これ、すッごく面白かった!

杉浦日向子さんのよさに今ごろ気づくなんて、ぎりぎり~(歯ぎしり)

彼女の追悼フェアで並んでいた本書。

ものすごく膨大な資料を読み込んだであろう彼女が、さらりと紹介する江戸時代の風俗のあれこれ。
気負わない文章とイラストの数々(でも、90年代、バブル臭をを感じるなー)

なんちゃって「江戸人」になるために初級編から上級編まで順をおって読み進め、最後はちゃきちゃきの江戸っ子判定テストなんてのもあります。(時をへて今検定ブーム、・・もしかしてすでに存在するか?)

なんとなく時代劇のイメージ位しかなかったけれど、江戸時代の町人というのはそれば自由で、まさに文化的な生活をしていたようですね~

入門編には「将軍の一日」では、俗に言う殿様暮らし、夢のまた夢「将軍の一日」が紹介されています。

ところがそれは、なんとも過酷。6時から21時まで、年中無休。しかも、食事は毒見役など経て出来上がってから将軍の口へ入るまで2時間!しかも、その食事も≪おかずは梅干や煮豆、焼き味噌などの一汁一菜。食事中に小姓が頭と顔を剃る。≫そうで、なんとも真似したくない日常なのであります。

そして、≪大奥泊まりは厄日以外の数日のみ。側には二十四時間離れず小姓が付く。小姓は二時間交代なので、気が合っても長く過ごせない。≫まさに、プライベートナッシング!!

他にも食の話、相撲、おまじない、春画考、未来世紀EDO、意匠、決定版マジナイ集など等、江戸の洗練された文化を紹介してくれます。

これを読んで時代小説をよめば、またさらに面白いことうけあいです。

一日江戸人
一日江戸人
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.17
杉浦 日向子著
新潮社 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。

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秘密の花園(児童文学じゃないほう)

カトリック系の女子高に通う那由多、淑子、翠。三人の少女がそれぞれ語る物語。
痛いほど研ぎ澄まされた感覚。私の少女時代にも確かにこんな痛みを抱えていただろうか?こんなに考えていただろうか?
(きっともっとぼ~っとしてた)自分にもたしかに少女時代があったとは思えない。

衝撃をうけた那由多の行動。『だれもわたしを一番にしない』と考える淑子。いない兄を想像する翠。
三人の個性が文章の漢字の量などにも現れていて見事。

最後まで淑子は行方不明のまま見つからない。那由多の押しつぶされそうな恐怖も収まらない。翠も孤独なままだ。
それでも、それぞれに何かに傷つきながらも、生きる。生きることを決めた。そんなラストであった。
いじわるな神がパンドラの箱に最後に残した災厄それが希望だと翠は思う。
しかしその希望を感じさせる終わり方であった。
読み終わって濃度の高いため息が出そうな一冊です。

秘密の花園
秘密の花園
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.15
三浦 しをん著
新潮社 (2007.3)
通常24時間以内に発送します。

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読めばたちまち?(ガマの油風)「すぐに稼げる文章術 」

三月に契約が切れる派遣社員としては、この「稼げる」という言葉に非常に弱い。

当たり前だが文章で稼げるようになるには、相当の時間と情熱をかけねばならず、この本を読んだからといって幾ばくかでも稼げると思ったら大間違いなのである。

というより、この本を読めば稼げると思う方が大甘なのであって、やせると思う方が馬鹿といわれた納豆ダイエットなのである。

とはいえ内容はかなり勉強になった。あまり文章読本なんて読まないけれどもブログの書き方(というよりネタの見つけ方とか運営のこと)などまで言及されているものは少ないんじゃないか。

何事も一万時間やればその道のプロといって差し支えないだろう云々という話は逆説的に、時間をかけられるばその道のプロになれるという励ましにもとれる。
他にも、句読点を打つときは音読してみる。とか、これは悪文だと思う文章の何処がいけないのか考えてみる。いうと言うの使い分け。等などすぐに役に立つテクニックが盛りだくさん。

惜しむらくは日垣氏が悪文の悪い点を指摘し改善方法を示唆するのだが、俺だったらこう書く。という具体例がないところ。
そのくらい自分で考えろというところなのでしょうが。

そして、読んでいるにもかかわらず悪文な私。
いや、全部ちゃんと実践したら稼げるんだってば!!知らんけど。

すぐに稼げる文章術
日垣 隆著
幻冬舎 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。

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亀は兎においつけるか?「白い兎が逃げる」

久しぶりに有栖川アリスの「火村シリーズ」を読みました。表題作含む3つの中編です。

引越し直前に購入したもののしばらく行方不明になっており、ようやく発掘されて読了の日の目を見たこの本。
ミステリーを途中で放置するのは大変精神衛生上良くないということを改めて感じました。

表紙には「本格推理小説」堂々と銘打ってありますが、たしかに短いながら読者を罠にかけよう。という心意気が伺えます。

とくに「白い兎が逃げる」は時刻表を使ったアリバイ崩しで、あまり時刻表を使ったミステリーは好きではない私にも、楽しめました。
(もっとぶっちゃけると、何処で何時、そして・・・というのが覚えられない。時刻表ミステリーに矛盾があっても絶対に気がつかないタイプだ。)
火村先生とアリスのキャラクターブックとしても楽しめます。ただ、警察がこんなに民間人に甘いとは思えねーと何度も突っ込みたくなるのも相変わらず。

火村先生萌え~な人は要チェック!(私もだ)
なんとなくイメージとしては「金田一少年の事件簿」の明智警部(だったかしら)的なビジュアルを想像していますが、漫画化されてるのかな~
アリス先生は・・・架空の人物とはいえ、作者の写真を見てしまったあとではなんとも妄想を挟み込みにくい!

漫画・・・絶対あるよな。(そして一人歩きしてるよな・・・)男の人2人、ほっとくわけないと思うのであります。

白い兎が逃げる
有栖川 有栖著
光文社 (2007.1)
通常24時間以内に発送します。

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ぱんつのおかわり?「ぷくちゃんのすてきなぱんつ」

生協で「トイレトレーニング中の子に最適!!」と紹介されていたので2号にちょうどいいかと購入。

ぷくちゃんシリーズは5冊ほど出ているみたいですが、初めて読みました。

全体的に黄色く統一されていてやさしい色合いだし、淡い水彩と色鉛筆とペンで書かれたぷくちゃんは「ピーナツ最中」みたいな形でがかわいい!

内容は、
ぷくちゃんのおかあさんがすてきなぱんつを買ってきました。じゃじゃじゃーっと失敗しても「でもだいじょうぶ。おかわりパンツ」と失敗してもどんどん出てきます。4回しっぱいしたところで最初の一枚に戻る。

ここら辺のエンドレス具合がかなりリアルですな。

洗って干してまたはいて、もらす。で、段々成功に近づいていきます。
でも、結局成功はしないところがなんともウケます。(他の方の書評を読んで、「失敗してもいいんだよというメッセージ」と表現されていました。なるほど)

2号のために買ったけど1号(4歳)の方が「おかわりパンツ」というところが特に気に入って何回も読んでおります。

ぷくちゃんのすてきなぱんつ
ひろかわ さえこさく
アリス館 (2001.2)
通常2-3日以内に発送します。

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悪魔(つぶつぶ)来たりて笛を・・・吹きはじめたのか?

丸くてつぶつぶのちっちゃいのが多いとか少ないとか、ヨーグルトがいいとか甜茶がいいとか、毎年テレビでも騒がれていますがズバリ他人事だった私。

しかし、最近なんか下を向くと鼻水が予期せずつ、つーぅっを落ちて来るようになった。
この、「予期せず」というのがかなり驚く。大人なのに水っ洟がたれてくるのだ。

いかん、これはもしかしてあれ?ある日突然訪れるといわれる花○症?って、伏字にする必要はまるでないのだが、文字にしたら言霊が乗り移ってホントになりそうなので。

近所の奥さんに「花粉症なんて甜茶飲めばいいだけだから、恐れるに足らず」というアドバイスをもらいましたが、そんな猛者にはなれそうもなくビビッております。

家を買って引っ越したら裏山は全部杉の木だった奥さんの笑えない話が蘇えってきました。

しかし、よく考えると杉に花って必要無くない!?

杉よ、今から裸子植物に分類しなおすから花粉の件ちょっと考えなおしちゃくれないか?

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「それいけ!アンパンマン おたんじょうびシリーズ2月生まれ 」

DVDのご紹介です。
タイトルからも想像できるように、1月から12月まで12タイトルあります。
各月アンパンマンとバイキンマンが「今月お誕生日をむかえる○○マン」と途中で会うゲスト1名とともに誕生会を開くという内容のようです。

2月は「ケイトダマン(毛糸玉)」で10月は「かきくけこちゃん(柿)」

というのも、実は1号のために「10月生まれのお友達」も購入したのですが、そこでも全く同じような展開であまりの工夫のなさに金返せと思ってしまったから。
いやむしろ、流用できる流用するというスタンツが、潔いとも言えます。
途中で「星座のお話だよ」「手遊びをするよ」といった感じで話がぶち飛び。人が増えてたりすることも。

・・・しかし。しかし、おそるべし、アンパンマンパワー・・・

子供はだいだい大好きなんです。我が家、これが来てから夕食の片付け時ほぼ毎晩見せてるかも。
(私の)時間が買えたと思えば高くないかもにゃ~ちなみに定価2,625円なり。
ファインディングニモとかより、高いんである。

それいけ!アンパンマン おたんじょうびシリーズ2月生まれそれいけ!アンパンマン おたんじょうびシリーズ10月生まれ

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かさぶたって何さ?「かさぶたくん」

保育園で小さな傷をこさえて帰ってくることが多くなった1号。
かさぶたを不思議そうに取り扱っているのでこの本を読んでみました。相変わらず、独特のオレンジ色の子供達がサインペン?で大胆に描かれています。
大人にはちょっと個性的に見えるこの絵柄。子供は結構好きみたいです。本文のほかに、手書きの文字もいわゆる科学絵本なんですがとても親しみやすい。

内容は、「とりたいな~とりたいな~ かさぶた とりたいな~」からはじまり、かさぶたの役割について、
「かさぶたって何かな?」「かさぶたって血じゃないの?」「かさぶたは肉じゃないの?」「かさぶたは肉だ、かさぶたにくだから、豚肉じゃ~」(子供必笑。ツボ押さえてます!)なんて感じで、子供の疑問に一つ一つ答えてくれます。
かさぶた君が体の中にばい菌が入るのを防いでくれているので、かさぶたはとってはいけない。ということを親がくどくど教えなくてもわかったようでよかった。

それにしても「やぎゅうげんいちろう」さんってすごい名前。剣豪?

かさぶたくん
やぎゅう げんいちろうさく
福音館書店 (2000.1)
通常24時間以内に発送します。

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ひなまつり。子供が教えてくれたこと

昨日は「ひな祭りケーキ」なるものを買って実家でパーティーをしました。

何故ひな祭りにケーキなんだよう!という母のフトコロの痛みとは関係なく、店に入ればひな祭りケーキだらけであり、2号の誕生日ケーキを買いたくても状況が許さない状態でした。

ま、いっか。誕生日っても、もう一ヶ月も遅れているし~

いや、これについては言い訳がありまして、週末に誕生会をしようとすると、風邪を引いて病院だったり買い物にいけず気がついたら夜だったりと・・・・旧暦で祝ってみましょう。    ま、言い訳です。

ひな祭りといえば

「灯りをつけましょ、ぼんぼりに~」

の歌ですが、何せドリフ世代で文化伝統というものを軽視しがちな私は、

「灯りをつけましょ、爆弾に~・・・次なんだったけ?」

とかなりお粗末な記憶。しかし、保育園に行っている娘は4番までしっかり覚えて披露してくれました。

みなさん、覚えてますか~?

「お嫁にいらした姉様」に似ているのは「官女」です!
「少し白酒召された」のは「右大臣」!

よみがえる記憶に、かなり脳細胞もプチプチと拍手喝采でした。
でも、当の娘も耳からしか覚えていないので「ぼんぼい」とか「着物をつけておいしめて~」怪しい単語続出ではありましたが。

 これからどんどん、娘に教えられることが多くなるのかな。
うれしいような、怖いような。
 今は「ママは何でも知っている」と思っている彼女も、そのうち大人はスーパーマンではないことに気がつくのでしょう。
スーパーマンじゃなくても尊敬できる大人になりたいものです。

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小林カツ代のすぐ食べられる!おやつレシピ

にんじんのクッキーやにんじん蒸しパンジャガイモのクレープなどに惹かれ思わず購入。
おいしさ伝わるカラー写真満載で、横に掲載されているレシピも確かにシンプル。
ミルクやバターを使わないチョコレートケーキのレシピも載っていました。(おいしいのかしら?)
カツ代(あえて呼び捨てさせていただく)も「わたしのレシピどうりに作ればぜったいにおいしい」と胸をたたいてくれます。
2人の子供達に、ごはんをつくるのと同じように気軽におやつをつくってあげていた経験から、何回もリクエストされ定着したレシピ集だそう。
私もそんな風におやつを作ってあげたいものですが、・・・あ、でも保育園で手作りおやつだな。それでよし。
・・・そして読んだだけで本棚に。だって、シンプルとはいえ結構大変なんだも~ん。
私のお菓子作りはバターはマーガリンに、生クリームは植物性なのだが、カツ代は「絶対それじゃあおいしくない!」と。
確かにシンプルになればなるほど、バターも小麦粉も味の決め手になるのはわかります。
わかるけど、面倒なのも確かなのです。

小林カツ代のすぐ食べられる!おやつレシピ
小林 カツ代〔著〕
講談社 (2007.2)
通常24時間以内に発送します。

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まっことみごとな「男振」で!

先日読んだ池波正太郎「あほうがらす」の一遍「つるつる」を習作として、1つの長編に昇華させたものです。
いや~読後にさわやかな感動がありました。
ハンディ(この場合若ハゲ!)を乗り越え、数奇な運命に振り回されつつも自分の信じる道を進んだ堀源太郎。
最後数ページのエピローグで、すべてを乗り越え本当に幸せになった彼の姿を「まっこと見事な男振(おとこぶり)で!」と彼の父が感涙するセリフがにジーンとします。
若様の頭を殴り死罪を覚悟した源太郎に「初霜饅頭」というのが差し入れられますが、これがまたおいしそうなんだ!
源太郎は死ぬことよりも「気がつけば饅頭のことばかり」考えている自分を「あさましい、自分はまだ子供なのだ」と思います。
そんなことないぞ。「初霜饅頭おいしそう(よだれ)」と時代を超えて妄想しているあさましき私がおります。

男振
男振
posted with 簡単リンクくん at 2007. 3. 1
池波 正太郎著
新潮社 (2003.9)
通常2-3日以内に発送します。

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