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ほんわか「陽だまりの迷宮」 青井夏海

すっと心に入ってくる、そんな物語とでも申しましょうか。
物語は11人兄弟の末っ子、いつも兄弟からがおちびといってのけ者にされている生夫。
彼が遭遇する日常の些細な疑問(例えばむかいの兄弟げんかの原因になった鉄道模型はどこにあるのか?とか、あて先もなく投げ込まれた絵本は誰へのクリスマスプレゼントか?とか)を下宿人のヨモギさんがさらりと解決してみせる。
物語は、大人になった生夫の回想で始まるが、最後にはちょっとだけどんでんがえしがある。
大家族で一番大変なのは他でもない、洗濯!というのが笑えた。
確かに核家族の我が家でも一日サボるととんでもない量に膨れ上がっている。洗濯物同士が子供を産んでいるとしか思えんねずみ算式の増え方。11人かぞくなんて言ったらどんなに重労働だろうか。

青井夏海さんといえば、あかちゃんシリーズがNHKのドラマにもなりましたが、なんというか、しっかりと謎解きの要素があるのに人が死んだりしないほんわかしたテイストの作品が多くて好ましい。
赤ちゃんシリーズもおもしろかった~。特に当時ほんとに妊娠中だったので助産婦さんの仕事ぷりが興味深かったし。久しぶりに読んでて電車を乗り過ごした乗り過ごし本。(私的最高級ほめ言葉)

陽だまりの迷宮
青 井 夏海著
角川春樹事務所 (2004.5)
通常2-3日以内に発送します。

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